トランペットです。 YTR-637 ゴールドラッカー仕上げ イエローブラスベル　127mm MLボア 主管リバース 1977〜1982年に販売製造 ラッカー塗料の劣化による変色が大分進んでいます。具体的には斑点状に飴色になっていってます。 また、ラッカーの剥がれも何か所かございます。特に当方の構え方からベルのピストン周辺が大きく剥がれています。他は1cmないぐらいかと思います。 ピストンは機密を充分保たれており、個人の好みにもよりますが摩耗が進んだピストン用のオイルは使用する必要はないかと思います。 スライドも同様です。主管はタイトで、もしかするとすり合わせが必要かもしれませんが、使用してきて、特定部分に擦りがみられないので許容範囲内かと思います。 写真のとおり目につく凹みが３か所ございます。細かいものはまだあるかもしれません。 ツバ抜きのみ、現行機種のゴムに変更しています。フェルトについては交換しておりません。インナーフェルトについては、演奏終了毎にRoche Thomasのサニーミストという緑色の揮発性の洗浄剤を吹き込んでいましたので、緑色が移ってしまっています。厚みは保たれているので、気になるのであれば交換してください。 専門的な洗浄はしておりません。水と中性洗剤、アルコールによる洗浄のみです。 ニニ・ロッソが一時期使用していたYTR-634の後継機で、ボビー・シューが以前使用していたYTR-6310Ｚの前身の6310の前身の636のMLボアのモデルです。 当方が使用している楽器はYTR-632、YTR-83Xで、ボアが違いますが、傾向は同じで、全音域均一に鳴りますが、特に高音域の響きは他の楽器の音に埋もれることなく、よく通る傾向です。悪く言えば、やや金属的な音になりがちかもしれません。 個人的な感想では、コントロールしやすく、音程を気にすることなく、表現に注意を向けられる楽器です。 発送に際してはヤマハの古いシングルハードケースに中で動かないようクッションを入れて、梱包して発送します。ケースについては、使用は出来ますが、保管用と考えていただければと思います。マウスピースはつけません。 かなり古い楽器であること、実際に使用してきていることをご了承の上ご購入ください。返品等の対応は致しかねます。 よろしくお願いいたします。