登り窯の焼き締め大皿です 直径36.5cm 普段は飾りにしておき 鍋の時 手巻き寿司の時 などに 活躍してもらえたらと思います 青っぽい色の ガラス質のものが多数あります これは 窯の贈り物 と呼んでいるものです 棚板という カーボランダムの板で 棚を作って 窯詰めします この棚板 使い込むうちに 裏に薪の灰が付着して行きます 窯を焼く毎に 掃除しますが 窯焼きが長引いた時など 追加付着した灰が溶けて ぽたりと落ちたりします この皿を焼いた時は 高温で引っ張り気味にしたので 溶けが進み たくさん落ちたようです 窯が窯焼きの歴史を つけてくれたものと思い 窯の贈り物 と呼んでいます 青とか緑なら 還元状態だったということで 器としての性能を しっかり発揮してくれます ぐい呑みなら 酒が美味い 神経質な小さい窯で この状態を保つために 薪を焼べるタイミングを 逃さないように 走り回ります それを可能にするために 窯焼きハイに入るコツを かなりつかみました ハイの状態では 疲れも 窯の熱さも ほとんど感じず 自在に動けるのです 窯は いろいろなことを教えてくれ 人の可能性をみせてくれました 体力が限界まで来たとき そこで何をどうできるかで 自分の正体がはっきりします なーんだ この程度かと 思い知らされるのが楽しい まだまだ先があるのは 楽しみなこと 焼き物という命の誕生に 奉仕できるというのは最高です 土が死に それは即 焼き物という命の誕生 窯の中がまばゆい光になったときが その瞬間です その瞬間に立ち会え その光を見れるとは 幸せな仕事です 作り手は 岡山の天空窯 永井健 https://lit.link/aremedy #焼き締め #登り窯 #大皿 #ハイ #命の誕生 #光